有機質・微生物を活用して日本農業の発展に貢献します

弊社工場は、自然に恵まれた兵庫県上郡町にて操業しております。
天然有機質原料を厳選し、高品質な農作物の生産のため、たゆまず研究開発を進めています。

本社・山陽工場 全景

三興ペレックス肥料の特徴

厳選された天然有機質原料と無機質原料をバランス良く配合し、特殊製法(80℃以下の低温乾燥)により有機質の変質をきたすことなく、約3~5%にまで乾燥させています。一般的な市販の肥料の水分が10%以上であることを考慮すると、袋当たり5%以上も乾物量が多い計算になります。
また、工場内の分析室にて成分管理を実施しており、高品質を維持すると共に、独自の管理技術により、水分由来の劣化リスク(固結やカビなど)を最小限に抑えています

このように、弊社はペレット製造技術にこだわりを持って生産しており、昭和52年にペレックス®の商標登録を受けて以来、ペレット肥料の先駆けとして邁進しております。

製造工程

ペレット製造工程シフト

ペレット製造工程シフト
ペレット製造チャート
分析室
ペレット

ペレックス肥料について

配合された肥料がペレット状に成形されているため、成分は均一で分離もありません。臭いが少なく撒きやすい形状であり、機械施肥も可能です。施肥すると速やかに吸湿崩壊して肥効を表すと共に、各肥料成分が相乗効果を発揮し濃度障害を起こしにくいことも特徴の一つです。
ペレットの径には2.5mm、3.0mm、3.2mm、5.0mmの4種類の規格がございます。

ペレット2.5㎜
ペレット2.5㎜
ペレット3.0㎜
ペレット3.0㎜

ペレット3.2㎜
ペレット3.2㎜
ペレット5.0㎜
ペレット5.0㎜

ペレックス肥料と配合肥料の違い

ペレックス肥料と配合肥料の主な相違点は、原料を粉砕すること加湿して成形乾燥することの2点です。加湿方法によっては高温乾燥を必要とするもの、成形時に摩擦熱を出して高い温度になるものがあります。有機物中のたん白質は、ある温度を超えて高くなると変質して窒素の肥効が低くなることがあります。弊社の製法は、上記の通り高温による有機物の変質がないよう特に工夫され、また乾燥温度も80℃以下の低い温度ですからその心配はありません。

特性の違い

配合肥料 ぺレックス肥料
有機質肥料の変異性 変質なし 変質なし
(80℃以下の低温処理)
成分の均一性 不均一
(各肥料の比重の差異によって運搬、移動中に肥料が分離する。)
均一
(配合された肥料がペレット状に固形化されているので移動中も肥料の分離はない。)
肥効 各肥料が単独に働く。したがって濃度障害を与えることがある。 各肥料成分が混然一体となっており、しかも施肥すると速やかに吸湿崩壊して肥効をあらわす。
したがって成分の相乗効果があって濃度障害を起こし難い。
施肥作業 やや難点がある
(手の汚れ、風邪による飛散、汚物感、水田の追肥に施用した場合は有機肥料は一時浮上する。)
施肥作業容易
(機会施肥が可能である。水田では直ちに沈殿し浮上しない。)
鳥獣害 受け易い
(有機質肥料と無機質肥料が分離している。有機質肥料が粉砕されていない。)
受け難い
(有機質肥料の分離が困難である。)