ごあいさつ
我々は、昭和26年の創業以来、有機質肥料の製造・販売に携わり、日本農業と共に歩んで参りました。日本農業を取り巻く環境は、戦後の食糧増産、高度経済成長に伴う野菜・果樹の拡大、そして米の生産過剰による減反、自由貿易拡大による輸入農産物の増大と大きく変化して来ました。また、消費者サイドからは食生活の欧米化が進むと同時に、食に対する安全、安心、健康への関心の高まりがあります。
我々は、有機質肥料の特性の解析、作物に合った専用肥料の開発を行って参りました。その研究成果として植物と土の総合栄養剤「イーストパワー」を、また、枯草菌を活用した微生物入り肥料「酵素でくさ~る」を、カニ殻・海藻・魚粕をペレット化した「ラミナキチン」を製品化、全国の産地の皆様にご愛顧頂いております。
「酵素でくさ~る」は納豆菌の類縁にあたる枯草菌を含有、各種の分解酵素を分泌し、稲ワラ・麦稈(湧きの軽減)をはじめ様々な作物残渣・残根の分解促進に重宝頂いております。
残渣・残根は病害虫の温床と言っても過言ではありません。圃場衛生向上の為にも、残渣・残根の分解促進は大変重要なテーマです。
また、「酵素でくさ~る」施用の副次的効果として、現場では殺センチュウ剤・土壌燻蒸剤・水田除草剤等との併用(前処理)による、農薬効果の安定化の事例も増えて来ています。残渣は罹病している場合が多く、残渣を早く分解する事が、病原菌の住処・基質を無くす事になり、その活性が低下したものと考えられます。また、土壌伝染性病害のみならず空気伝染性病害につきましても、作物の茎葉、落葉果樹の落葉を「酵素でくさ~る」と共に土壌にすき込む事により、病気の軽減につながった事例も出て来ています。残渣・残根の分解促進による圃場衛生向上で、病気の軽減のお役に立てるもの、と確信致しております。
我々は、単なる肥料・資材の提供ではなく、現場の三大問題(養分アンバランス・病害虫・雑草)の軽減・解決を目標に、土づくりの観点から、有機物・微生物を活用した研究・開発に努めて参ります。農業の基本は土づくり。皆様方の低コスト・省力・安定・良品・多収の実現の為、ひいては日本農業の健全な発展に寄与して行きたいと願っております。
代表取締役社長 荻野 隆
社長インタビュー
会社沿革
- 昭和26年9月
- 大阪府吹田市に三興製肥株式会社として発足
- 昭和27年11月
- 複合肥料の製造開始
- 昭和36年3月
- 三興株式会社に社名変更
- 昭和46年4月
- ペレット状肥料の製造開始
- 昭和51年6月
- 兵庫県上郡町に山陽肥料工場開設
ペレット状肥料及び高度化成肥料の製造開発 - 昭和52年6月
- ペレット状肥料を「ペレックス」として商品登録
- 昭和59年10月
- 家庭園芸用肥料「ホビー」を発売
- 昭和63年2月
- 土壌改良素材の製造開始(イーストパワー、こうぼ肥堆、かにこうぼ)
- 昭和63年6月
- 有機液肥の製造開始
- 平成4年6月
- 本社機能を山陽工場へ移行
- 平成11年5月
- 微生物入り肥料「酵素でくさ〜る」を発売
- 平成29年10月
- カニ殻・海藻入り肥料「ラミナキチン」を発売
- 平成30年12月
- 大阪事務所開設
会社案内
会社名 | 三興株式会社 |
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代表者 | 荻野 隆 |
所在地 |
◆本社・山陽工場 〒678-1232 兵庫県赤穂郡上郡町竹万905 ◆大阪事務所 〒564-0052 大阪府吹田市広芝町7-26 EPOCH江坂ビル5F |
TEL |
◆本社・山陽工場 0791-52-0037 ◆大阪事務所 06-4798-5010 |
FAX | 0791-52-1816 |
資本金 | 9,000万円 |
社員数 | 24名 |
事業内容 | 有機粒状肥料ペレックス・BB肥料・有機液肥・土壌改良資材・家庭園芸肥料ホビーの製造及び販売 |
取引実績 | 全国農業協同組合連合会・全農大阪府本部・全農岡山県本部・全農茨城県本部・全農石川県本部・全農神奈川県本部 ジェイカムアグリ株式会社・出光興産株式会社・住商アグリビジネス株式会社・コーナン商事株式会社・叶産業株式会社・シーアイマテックス株式会社・タキイ種苗株式会社・八江農芸株式会社 |
本社・山陽工場アクセス
★JR山陽本線上郡駅から車で5分程度大阪事務所アクセス
★大阪メトロ御堂筋線江坂駅 徒歩6分★北大阪急行線江坂駅 徒歩6分